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長谷川羽衣子の「 e みらいへ!」

2013年

6月

05日

「政治が変わる日」〜みらいビジョンと参加する政治〜

 

今回は先日行いましたイベント「政治が変わる日」の内容をまとめましたので掲載します。

 

行けなかった!見れなかった!という方は下の動画やサマリーをぜひご覧ください。

 

動画の音声が小さいので音量大きめにしてご覧ください。それでも聞こえづらい場合はイヤホンで聞いてみてください。

 

 

政治が変わる日~みらいビジョンと参加する政治~

 

日時:2013年5月18日(土) 19:00~

 

場所:キャンパスプラザ京都 5階 第1講義室

 

ゲスト:鎌仲ひとみさん(映画監督)

 

 

<0.はじめに>

 

鎌仲さん:これまでの選挙だと、献金をたくさん受けて地盤がある世襲議員が絶対有利ですよね。それに、若い人が政治に絶望し、投票に行かなくなっています。 長谷川ういこ:新しい選択股を示したいんです。若い人たちが投票に行って、何かを選ぶきっかけにするために。

 

鎌仲さん:今日ここに来ている皆さんには、ぜひツイッターやフェイスブックをやってほしい。そして長谷川ういこがこういうことを言っていると広めてほしいのです。ポチっとやるだ けで見知らぬ人まで届きますから。

 

 

 

<1.長谷川ういこの未来ビジョン「持続可能性」>

 

長谷川ういこ:原発というのは持続可能性がありません。この原発をなくして、持続可能性ある再生可能エネルギーを導入したい。いろいろと問題はあっても、原発より一歩いい未来に つながると思います。日本には非常にポテンシャルがあるにもかかわらず、自民党の個人献金の72%が電力業界からのものであり、再生可能エネルギーの普及を阻んでいるのです。 さらに重要なのが、「節電所」という考え方です。「省エネ」だとコツコツ我慢するイメージですが、「節電所を建設しよう」というポジティブにとらえたい。再生可能エネルギーを導 入するだけでは足りないので、効率的に使う知恵が必要です。 緑の党、そして私の中長期的な電力シフトイメージは、2050年までに再生可能エネルギーと節電所を組み合わせて、100%まかなうというもの。私はこれをぜひ日本で実現していきたいと 思っています。

 

 

<2.長谷川ういこの未来ビジョン「女性が過半数」>

 

世界各国で緑の党がすすめてきた大きな成果のひとつに、男性と女性を必ず半々にする「男女クオーター制」があります。北欧では4割以上、韓国でも3割以上の国会議員が女性になって います。しかし日本は、OECD加盟国のなかで女性議員の数が最低なのです。 緑の党では、世界的に、代表を男女ひとりずつにすると決めていて、日本の緑の党も半々にしました。ドイツ緑の党では、これをすすめて女性の政治参加がさかんになっています。日本 でも男女クオーター制をすすめて、おじさんばかりの国会に女性を増やしていきたいと思います。

 

 

<3.多様性>

 

ドイツ緑の党共同代表は、ジェム・オズデミル氏というトルコ系移民の2世の方です。移民2世が国政政党の代表になるというのはドイツでも画期的なことですが、日本でもこういう多様 性が実現すると、日本の社会を大きく変えるきっかけになると思っています。

 

 

<4.非中央集権>

 

私が実現したいことは、非中央集権、あるいは地域分散型、地域の自治ということです。緑の党は、中央と地方のピラミッド型ではなく、独立した地域の緑の党がネットワークでつなが っているシステム。地域を尊重し、地域で物事を回していくということをやっていきたいです。 再生可能エネルギーというのは、地域でエネルギーを地産地消するということで、地方分散型であるといえます。

 

 

<5.参加型民主主義>

 

私が緑の党に入って困っていることは、「すべての答えを求められる」ことです。一緒に考えようという姿勢が全くないんですね。私に全ての解答があるわけではない。政治はみんなで 変えていくもの、一緒に政策を考えていかなければいけないと思います。 政治家に全てをまかせていたから、福島原発事故が起きたんだと、私は3.11でつくづく感じました。原発はなんとなく危ないと思っていたのに、事故は起こらないだろうと「おまかせ」 していた。自分で考えていなかったんですね。それこそがあの事故を招いて、今も状況がよくない方向に転がっている大きな原因だと思っています。 安部首相はテレビで「脱原発は無責任だ」と言いましたが、私はそうは思いません。ドイツのメルケル首相は、「日本のようなハイテク国ですら原発事故を防ぐことができなかった事実 は、私の意見を決定的に変えた。私は国民の安全に責任を負う首相として、脱原発を決断します」と言いました。 メルケル首相は、福島事故前までは原発推進だったのです。メルケル首相を変えたのは、ひとつは市民です。3.11の直後に25万人規模のデモがドイツ全土で起こりました。もとより1970 年代から反原発運動が行われていて、ドイツ政府は強く弾圧してきました。市民の力で止めた原発もあるけれど、全てを止めたわけではない。全てを止めるためには、政治の決断が必要 で、それを成し遂げたのはドイツの緑の党です。 1980年に、反原発運動に参加していた人たち、さまざまな市民運動をしていた人たちなどが集まって、ドイツ緑の党が結成されました。デモのなかから生まれた緑の党は、一人ひとりが 参加するということを追及してきました。 昨年ドイツ緑の党大会に招待され行ってきましたが、3日間、朝の8時から夜中の2時までぶっ通しで行われました。ドイツ緑の党は、20人の賛同を得られれば誰でも修正案を党大会に出せ 、当日朝まで修正案の提出が可能です。ドイツ緑の党党員6万人でも、このシステムを実現をしている。これは大変なことだと思います。 もちろん、昨年の7月に結成した日本緑の党でも、同じようなシステムを重視しています。結成総会は本当に大変でしたが、一人ひとりが意見を発表し、みんなが納得して政策を決めてい く、これが実現できないと、今までの既成政党と同じ「おまかせ」になってしまいます。これを実現していくことが私たちの大きな目標です。 参加型民主主義は総会だけではありません。少人数でカフェなどに集まって、皆さんと政治について語り合う小さい場をたくさんもっています。

 

 

<鎌仲ひとみさんより>

理屈でまっとうに考えれば、もう日本で原発は無理だと思います。でも、福島で取材を続けていると、被害の実態が全然伝わっていないんです。自分の地域・家・仕事・文化をすべてを 失っていく、子どもが被曝してお母さんたちが子どもの健康を心配している。そのお母さんの気持ちをお父さんが理解せず亀裂が生まれている。深く被害が拡散し、根を下ろしていって います。でも、原発推進の議員たちは、そこを日本中の人々が理解する前に、忘れてしまおうとしています。 でも、原発推進の議員たちは、おそらく自分たちで考えているのではありません。その後ろで「原発をやめることはできません」と言っている人がいる。羽衣子さんは自分で考えて言っ ている。こういう政治家って、今までいなかったんじゃないかと思います。 一人ひとりが政治のために時間を使うということが、今決定的に、日本の政治のなかにはないんですね。例えば、津波や地震の被害を受けたところでは、「緑の防潮堤」をつくりたいと いう市民の意見がある。でも、行政は国からお金が出るから、コンクリート製の防潮堤をつくろうとしている。長年そうなんですけれど、市民がこうしたいと思っても、回路がなく、議 論ができないんですよ。 参加型民主主義は、全員の意見を聞くので時間がかかります。そして、提案した人がやる。これは今の日本人に欠けているところです。日本人はカメラを向けると「私は出られない。夫 が姑が」と言って逃げて行く。アメリカ人は身を乗り出して語り始めます。日本人が政治をおまかせにしてきたのは、民族性もあるのかもしれません。 私は国政に女性に出ていってほしいと思っています。女性が入ると相当地殻変動が起こると思います。

 

 

<長谷川ういこより>

市民が政治に参加するチャンネルがないと、どんどん興味を失ってしまうというという悪循環になっていると思います。 参加型民主主義は時間がかかるということは、ドイツ緑の党で実感しました。 私が実現したいのは、みんなが政治の話を自然にできる、みんなが政治に嫌悪感をもたず、自分の身近なものととらえて、参加していく社会をつくっていきたい。本当に新しい形だと思 っています。皆さんぜひ、私たちと一緒になって緑の党をつくり、一緒に政治をつくっていくと思っていただけたらと思っています。

 

 

<鎌仲ひとみさんより>

福島を取材していて、踏みにじられているものがあるんですよ。子どもたちは初期被ばくをしている。宮城、茨城、群馬、栃木、首都圏にまで放射性物質は及んでいる。放射能を含んだ ガスを吸いこんだ子どもたちの数は相当数になります。なかなか解決策がないんですね。 そんななかで、羽衣子さんが出してくれたビジョンのなかで、「原発ゼロ」というビジョンは唯一の希望だと思う。こんなひどい目に遭わされているなか、福島事故でいいことは何もな かったが、「原発ゼロ」というビジョンは、それだけでもできたら、心が折れそうになっている人たちの希望の光になると思います。

 

 

<質疑応答>

Q 福島の子どもたちの避難・保養をすすめるべきだと思いますが、子ども被災者支援法が実際は動いていません。緑の党としてはどのように考えていますか?

 

長谷川ういこ:脱原発と福島の子どもたちへの支援というのは車の両輪だと思う。子ども被災者支援法は、ある程度いいものができているが、基準が曖昧になっている。私たちが関われ れば、優先して取り組みたい。

 

Q 当選したら1人年間4000万円の議員報酬が得られるし、京都市会議員でも月90万もらっているが、あまり知られていません。議員報酬について、緑の党の考えはどうですか?

 

長谷川ういこ:激務ですが、私は報酬自体は少なくていいと思っています。北欧などでは議員報酬は交通費程度で、他に仕事を持ちながら夜に会議をしている事例がある。緑の党では議 員報酬を減らすことを掲げており、その代わり調査研究費は十分にと考えており、使途を明らかにすることも大切にしています。でも、法案で通すのは時間がかかると思います。

 

鎌仲さん:名古屋市長がそういう提案をして、総スカンを食らいましたね。議員報酬をどうするのかという審議を地方議会でして、それをみんなで傍聴に行って、どの議員が報酬を減ら せないと言っているかツイートすると、デモより威力があると思いますよ。あの議員は居眠りしている、とかツイートするんです。

 

長谷川ういこ:4000万円をもらっていたらムカっとして完璧を求めてしまうけど、報酬が低かったら、もっと一緒にやっていこうという気持ちになると思います。国会議員の報酬を減ら しましょう。

 

Q 男の人のことをオヤジなんて言っていると、男性票を失いますよ!

 

長谷川ういこ:いい呼び方を一緒に考えましょう!

 

Q 私は原発がたくさんある地域から来ています。脱原発は私も地元の人も思っているが、原発労働者とその家族の人権をどう守るか。今現在でも原発労働者は何万人もいて家族もいる。 原発労働者の雇用について、緑の党ではどのように考えていますか。

 

長谷川ういこ:昨年はおおい町に通って住民を取材しました。おおい町の6割は原発マネーで雇用の問題は深刻。家族か友達か誰か必ず原発か関連施設え働いている。だから原発にノーと いうことは絶対に言えません。 雇用で有効だと考えているのは、再生可能エネルギー分野。ドイツは全国で3万人が原発、38万人が再生可能エネルギー事業に従事しています。原発をつくるために大規模な電線などが整 備されているので、それを有効活用する手段を考えるべきと思います。

 

Q これから全部廃炉にしないといけないが、廃炉事業で雇用が生まれてくるのでは。

 

長谷川ういこ:被ばく労働には気をつけないといけないですね。

 

Q 国の補助金制度をやめるべきだと思います。

 

長谷川ういこ:補助金をすべて否定するつもりはないが、原発の補助金はひどい。40年も出し続けるのはおかしいと思います。

 

Q ドイツでは、どのように緑の党の知名度アップをはかったのですか?

 

長谷川ういこ:ドイツでも最初は全然取り上げられませんでした。変な人の集団だと思われていて、「夢見がちな党」と呼ばれていたんです。でも、みんな非常に活動的で、あらゆる活 動を起こしていて、仮装したりダイイングをするなどメディアに取り上げられるように工夫したそうです。

 

Q 他党との連携を考えていますか?

 

長谷川ういこ:緑の党は従来政党と異なり、会員一人ひとりの意見を集めて意思決定していく組織です。他党の協力を拒んでいるのではなく、連携できるところはしましょうと、私は常 々言っています。誰かリーダーがいて、それで決まるのではないということを大切にしたいと思っています。

 

 

以上、最後まで読んで頂きありがとうございます!

 


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2013年

6月

04日

【談話発表】選択的夫婦別姓の導入を ―少数者の人権が民主主義の試金石

ご無沙汰しております。

 

長谷川ういこマネージャーのユイキです。

 

長らく休止状態であったこのブログを再開いたします。

 

今日はういこさんが書いた緑の党の談話を転載いたします。

 

日々の活動やイベント情報などを発信していきますので、ぜひご愛読&シェアをお願いいたします(^^)

 

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5月29日、夫婦別姓を認めない民法の規定は憲法違反とする訴えが棄却されました。

 

http://sp.mainichi.jp/m/news.html?cid=20130529k0000e040165000chttp://jp.wsj.com/article/JJ11212947948801684313917903632591823790929.html

 

私自身も当事者として、この訴訟を支える会に参加しており、今回の判決をとても残念に思っています。

 

緑の党からも、この判決に対する談話を発表しましたので、ぜひご一読下さい。

 

日本の夫婦同姓のモデルとなったとされるドイツは、EUでは比較的保守的な国ですが93年に選択的夫婦別姓が導入されています。

 

写真は、ドイツのカッセルに住む友人、スベン&タマラ夫妻。私たちと同じく別姓を選択しています。

 

【談話】

 

「選択的夫婦別姓の導入を ―少数者の人権が民主主義の試金石」


2013年6月4日 緑の党共同代表 長谷川ういこ

 

http://greens.gr.jp/seimei/7276/

 

 5月29日、東京地裁(石栗正子裁判長)は選択的夫婦別姓を否定するこれまでの政府の不作為政策 を「違憲とは言えない」として棄却する判決を下しました。しかし、この判決は、「選択的夫婦別姓制度の採用に対する期待が大きく、積極的に求める意見が多いという社会情勢にある」ことを指摘しており、不作為政策を正当化するものとはいえません。
 生まれながらの姓名で学業や仕事を積み重ねてきた女性・男性にとって、姓の変更を強いられることは人格を否定される慣行です。それは、「男性・女性のどちらの姓を選ぶかが選択できるから」と言って、目をつぶることができる問題ではありません。

 

 「いずれか一方は姓の変更を強制され、姓を維持しようとすれば婚姻できない」として、婚姻の際に夫婦が同姓を名乗ると定めた民法750条が憲法や女性差別撤廃条約に違反するとした原告の指摘は全く正当なものです。そして、1996年に法制審議会が選択的夫婦別姓の導入を答申し、法務省も法案要綱を公表したにもかかわらず、国会が立法措置を怠ってきたことは、決して容認できるものではありません。また、少数とはいえ、姓を変えたくないために婚姻届を出さず、更には離婚届を出すカップルがいるなど、同姓を強制し続けることは、決して「家族の絆」という目的に資するものではありません。

 

 私たちが求めているのは、決して全ての夫婦を別姓とすることではありません。あくまで「選択的」な夫婦別姓です。諸外国の例をみても、選択的夫婦別姓が導入されたとしても、それを選ぶ夫婦はあくまで少数にとどまると考えられます。しかし、少数者の人権が守られるかが民主主義の試金石です。

 

 私たちは、この訴訟を引き続き支援するとともに、立法の場で法改正を提起すべく、国政の議席獲得のために挑戦します。

 

 

 

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2013年

5月

27日

【これから生まれる命のための挑戦ーみなさまへのご報告】

 

 

この度、私、長谷川羽衣子は新しい命を授かり、今年度末に出産を予定していることをご報告させて頂きます。

緑の党の国政議席獲得に向けて、昨年7月の結成以来、共同代表として、また公認を頂いてからは候補予定者として、全力で取り組んで来ました。そして小さな命が芽生えていたことにすら気付かず、全国各地を飛び回っておりました。家族や緑の仲間たち、そして応援して下さっているみなさまに支えられ、これからも精一杯、活動を続けて参ります。

福島原発事故に大きな衝撃を受け、無我夢中で脱原発に取り組んでから2年、そして緑の党が必要だと痛感し、結成に参加して1年。

残念なことに、いまも多くの子どもたちが放射能の脅威にさらされ続けているにもかかわらず、安倍政権は原発の安全性を強調し、再稼働を明言しています。また、女性を取り巻く状況が逆戻りしているような政策にも大きな不安を感じます。女性手帳、3年育休、改憲、家族と言う名の下の女性の人権の後退など、立ち向かって行かなくてはならない政策課題が山積です。

子どもたち、そしてこれから生まれるいのちのために、原発のない持続可能な社会を作り上げていくこと、そして女性が子どもを産み育てながらも、自分が目指す道を歩むことが出来る社会を作り上げて行くことを、これからの大きな目標として政治と子育てに取り組みます。

祝福や励ましの言葉を寄せて下さったみなさま、本当にありがとうございました。
どうかこれからも共に歩んで頂けますよう、心からお願い申し上げます。

2013年5月27日
長谷川羽衣子

 

 

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